ロケバスの車種を徹底比較!失敗しない選び方をご紹介
2023-06-26 すべてのブログロケバス
「ロケバスをレンタルしたいけど、どれを選べばいいのわからない」
ロケバスをレンタルするときに、どの車種を選べば良いのか迷いますよね。
本記事では、ロケバスの車種や選ぶときのポイントについて徹底解説します。
ロケバスにあると便利な装備についても紹介しているので、ロケバスの利用を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ロケバスを選ぶときのポイント
ロケバスの種類を選ぶ際のポイントは、以下の4つです。
・ロケ地と移動距離
・機材等の貨物の量とスタッフなどの人が乗るかどうか
・ロケバスに必要な設備
・予算
・様々な撮影ニーズに対応できる車両を選ぶ
一つずつ解説します。
ロケ地と移動距離
ロケ地の特性や移動距離にあわせて車両を選択することは、ロケの効率化と撮影の成功に直結します。
都市部など狭い道路や交通量が多い地域では、小型で機動性の高い車両が適しています。また、駐車スペースの確保が難しい場合は、事前に駐車場を確保する計画が必要です。
自然のロケ地の場合には、路面や駐車場所が整備されていないことが多いため、四輪駆動などパワーのある車両が適しています。また、撮影機材を保護するために、荒天対応の装備が必要になることもあります。
長距離移動が必要な遠隔地で撮影する際には、燃料効率の良い車両や大容量の燃料タンクを持つ車両を選ぶことが重要です。遠隔地では、ガソリンスタンドが近くにないことがあるということも留意しておきましょう。
機材等の貨物の量とスタッフなどの人が乗るかどうか
必要な機材の量とロケに参加するスタッフがロケバスに乗るかどうかやその人数によって、どのサイズのロケバスが適しているかを決定します。多くの機材や大人数を運ぶ必要がある場合、大型のバスや2トントラックなどの大きな車両を選ぶと良いでしょう。
※ロケバス事業者は国土交通省大臣より許可を得た事業用(緑ナンバー)車輌を使用しますが、人を運ぶもの(旅客)や荷物を運ぶもの(貨物)、その両方を運ぶもの(貨客混載)など同じ車輌でも取得している許可によって違いがありますので、その点も確認しましょう。
必要な設備
ロケの目的に合った設備があるロケバスを選ぶことも大切なポイントです。例えば、冷蔵庫やトイレ、メイクルームなどが必要な場合、これらの設備を備えたロケバスを選ぶべきです。
予算
予算内で最適なロケバスを選ぶことも重要です。燃料代や高速道路代、駐車場代など移動費も考慮して予算設定をしましょう。
ロケ撮影を予算内に収めるためには以下4つのポイントを押さえておきましょう。
・複数の業者から見積もりを取る
・長期契約の交渉をする
・必要最低限の車両を選ぶ
・燃料効率の良い車両を選ぶ
複数の業者から見積もりを取り、最もコスト効率の良い業者を選びます。ただし価格が安いだけではコスト効率が良いとはいえません。ロケ車両を借りる場所やオプションのサービスなどトータル的に比較することが重要です。
長期間にわたるプロジェクトでは、長期契約による割引を交渉すると応じてもらえる場合があります。長期にわたりロケ車両を利用する場合には、ロケバス業者に相談してみましょう。
必要以上の大きさや機能を持つ車両はコストの増加につながります。撮影の目的やニーズに合わせて最適なサイズと機能を持つ車両を選択します。
燃料効率の良い車両を選ぶとガソリン代を安く抑えることができ、撮影コストを削減できます。
様々な撮影ニーズに対応できる車両を選ぶ
多目的に使える車両を選択することでプロジェクトの遅延や予算超過を防ぎ、スムーズな撮影を実現することができます。
例えば、大量の機材輸送を運ぶことができたり、プロジェクトに合わせて内装や設備をカスタマイズできる車両を選んだりすることも、撮影の効率化には欠かせません。
また、ロケ地の事前調査を徹底することで、必要な車両タイプや機能を正確に判断できるようになります。
そうすることでロケーションに応じた適切な車両選択、コスト効率の良い管理、そして多様なニーズへの柔軟な対応が可能となるため非常に重要です。
様々な撮影ニーズに対応できる車両を選ぶことは、ロケの効率性を高めると同時に、コストダウンと撮影の品質向上に寄与することができます。
ロケバスの車種
ロケバスには、数多くの種類があります。
ここでは、ロケバスとして頻繁に使用される以下の4つの車種を紹介します。
・ハイエースバン
・ハイエースコミューター
・マイクロバス
・2tトラック
それぞれの特長について解説します。
ハイエースバン
名称 | ハイエース バン |
---|---|
乗車定員 (ドライバー含む) | 5名 |
サイズ | 全長 538cm・全幅 188cm・全高 250cm |
装備 | 全窓カーテン・スモークフィルム・ハンガーパイプなど |
主な用途 | 機材車・制作車 |
※ハイエースバンの特徴を解説
ハイエースは、大きな貨物スペースがあるのが特徴です。内部は自由にカスタマイズ可能で、荷物の輸送からキャンピングカー、ビジネス用途まで、さまざまなニーズに対応することができます。
ロケバスとして使用する場合にも、内部をカスタマイズされていることがあるので、どのような使用になっているかを確認しましょう。
エンジンの性能も高いため、高速道路での長距離移動や、荷物を大量に運ぶ場合でも、力強くスムーズに走行できます。大きな荷物を載せて山道を移動する際にも頼りになるでしょう。
また、定員は5名なので荷物だけでなく、スタッフも同時に移動することも可能です。
ハイエースバンは、5名までのスタッフと装備や衣装など、大量の機材を運ぶのに適しています。走行性能も高いため、長距離の移動にも対応できます。
ハイエースコミューター
名称 | ハイエースコミューター |
---|---|
乗車定員 (ドライバー含む) | 最大14名 |
サイズ | 全長 538cm・全幅 188cm・全高 245cm |
装備 | 全窓カーテン・スモークフィルム・後部座席用フリップダウンモニター・ハンガーパイプ・折畳シート(最後部一列)など |
主な用途 | スタッフ車・クライアント車・エキストラ車・技術制作車・ロケハン使用 |
ハイエースコミューターは、主に人の移動を目的としたモデルで、座席数の多さと車内の広いスペースが特徴です。最大14名まで、一度に移動することが可能で、ツアーバスや送迎バス、そしてロケバスとしてよく使用されています。
また、座席は取り外しや折り畳みができるようになっています。座席を外すと広いスペースが確保できるため、機材の運搬やメイクルーム、控え室など、さまざまな用途に対応することが可能です。
ハイエースコミューターは、最大14名まで乗車可能なため、比較的多めの人数が移動するロケ撮影を行う際に利用すると便利です。
マイクロバス
名称 | マイクロバス |
---|---|
乗車定員 (ドライバー含む) | 最大29名 |
サイズ | 全長約7m・全幅約2.4m・全高約3m |
装備 | 全窓カーテン・スモークフィルム・間仕切り・冷蔵庫・ハンガーパイプ・AC電源・ USBコンセントなど |
主な用途 | スタッフ車・クライアント車・エキストラ車・キャスト車・ロケハン使用等 |
大人数でのロケ撮影におすすめなのがマイクロバスです。
マイクロバスとは、車両総重量が8トン未満、最大積載量が5トン未満の中型車両で、乗車定員が11名から29名のバスです。
最大定員は、マイクロバスの種類によって異なりますが、最大定員が29名なので大人数の移動を伴うロケ撮影に向いています。
マイクロバスのサイズは、大型バスよりも小さいため、狭い道路や都市部での取り回しがしやすいでしょう。
マイクロバスは、ハイエースと比較して多くの人数を運べる一方でデメリットもあります。それは、荷物スペースが少ないことです。マイクロバスは人を運ぶことを目的としているため、荷物を積載するスペースは十分に確保されていません。
マイクロバスをロケ撮影で利用する際には、荷物の量を考慮して選ぶと良いでしょう。
2tトラック
名称 | 2tトラック |
---|---|
乗車定員 (ドライバー含む) | 3名 |
サイズ | ショートタイプ:全長4.7m・全幅約1.7m・全高約2.7m ロングタイプ:全長6m・全幅約1.9m・全高約3m ワイドロングタイプ:全長6m・全幅約2.1m・全高約3.1m |
装備 | パワーリフトなど |
主な用途 | 機材車・照明車・特機車等 |
2tトラックには様々なサイズの車種がありますが、魅力はなんといっても荷物の積載能力の高さです。積載能力が高いため、大量の機材やセットを運ぶために非常に有用で、一度に多くの機材を現場へ運ぶことができます。
さらにパワーリフトが装備されていると荷物の積み下ろしが楽にできます。重い荷物を運搬する際には、パワーリフト付がおすすめです。
ただし、車両サイズが大きいため、狭い道路や都市部などでは運転しにくいことがあるので注意が必要です。
また、2tトラックは主に荷物を運ぶことを目的としています。そのため、乗車人数は3名までとなっており、大人数での移動には向いていません。
2tトラックは、大量の荷物を運ぶ際に選択すると良いでしょう。
車種別の運転免許について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
ロケバス・マイクロバスは普通免許で運転できる?貸切バス使用の注意点
ロケバスの装備
ロケバスは、レンタル会社によってカスタマイズされていることが多く、同じ車種であってもロケバスによって装備が異なります。ロケバスを選ぶ際には、装備も確認しておきましょう。
キャリア付き
キャリア付きとは、車の屋根の上に積載スペースが設けられた車のことです。屋根の上を有効に活用できるため、キャリア付きの車両であれば、より多くの荷物を運ぶことができます。
その他には、撮影時に使用する脚立など、車内には入りきらないようなものを運搬するときに便利です。
特殊な形状のものを運ぶときや荷物が多い場合は、キャリア付きの車両を選ぶと良いでしょう。
メイクバス
メイクバスとは、車内にメイクスペースが設けられた車両のことです。車内には、メイク用の台やミラー、照明などが設置してあるためメイクをするのに便利です。
その他には、パイプハンガーなどが設置してあると、衣装をかけることができるので、着替えが必要な撮影のときには役立つでしょう。
また、大型インバーターが設置してあればドライヤーを使用することもできます。
ロケバスの料金相場
ロケバスは、車両タイプによって料金が異なります。
車両タイプごとの料金相場をまとめてみました。
1日利用の料金相場
種類 | 乗車人数 (ドライバー含む) | 料金相場 |
---|---|---|
ハイエース | ~5名 | 30,000~55,000円(税込) |
ハイエースコミューター | ~14名 | 30,000~55,000円(税込) |
マイクロバス | ~29名 | 55,000円~10,000円(税込) |
2tトラック | ~3名 | 10,000円~33,000円(税込) |
料金は、移動距離や時間などによっても変動します。詳しくはロケバスのレンタル会社に確認しましょう。
ロケ車両利用時の注意点
ロケ車両を利用する際には以下の4つに注意しましょう。
・法律や撮影許可の確認
・安全性の確保
・時間管理とスケジューリング
・環境への配慮
それぞれの注意点について詳しく解説します。
法律や撮影許可の確認
ロケ車両を利用する際には、法規制を確認し撮影許可を確認しておかないとトラブルを招く可能性があります。
撮影場所によって法規制やルールが存在しており、これらを無視すると法的な責任を問われるリスクがあります。
例えば、都市部での撮影では、大型車両の運行に特別な許可が必要な場合があります。また、公共の場での撮影には別途許可が求められることが多く、許可なしに撮影を進めると、撮影中止や罰金、さらには訴訟に発展する可能性があるので注意が必要です。
さらに、交通規則や駐車規制の違反は、撮影スケジュールの遅延や追加費用の発生につながることもあります。
ロケ車両利用時の法規制と撮影許可の確認は、撮影をスムーズに進めるために不可欠なプロセスなのです。
安全性の確保
撮影スタッフ、機材、そして一般公衆を守るため、ロケ車両利用時には安全性の確保に注意を払うことが重要です。
ロケ車両で重い機材を運んでいるときに万が一の事故が起きた場合、大きな損害や怪我につながる可能性があります。
また、経験の少ない運転手や車両のメンテナンスを怠ると、自己のリスクが増加するので注意しましょう。
例えば、山岳地帯での撮影では、急な坂道や曲がりくねった道を運転する必要があるため、経験豊富なドライバーが不可欠です。
さらに、車両のブレーキやタイヤの状態は定期的にチェックし、機材はしっかりと固定する必要があります。
安全な撮影環境の確保は、プロジェクトの成功にとっても重要な要素です。
時間管理とスケジューリング
ロケ車両を利用する際には、時間管理とスケジューリングに細心の注意を払うことが非常に重要です。
ロケ車両の時間管理とスケジューリングに注意が必要なのは、プロジェクトの成功とコスト管理に直接影響を与えるからです。
適切なスケジューリングがなければ、撮影が予定よりも長引いて余分な費用が発生する可能性があります。また、交通渋滞や予期せぬ天候の変化などによる遅延を避けるためにも、事前の計画が不可欠です。
例えば、朝のラッシュアワーを避けて移動するために早朝にロケ地へ向かう計画を立てたり、悪天候が予想される場合は、車両の移動スケジュールを調整して安全な運行を確保したりする必要があります。
綿密な事前計画がないと、撮影地に到着するのが遅れ、撮影スケジュール全体に影響を及ぼすことがあることを留意しておきましょう。
環境への配慮
ロケ車両を利用する際には、環境へ配慮することも非常に重要です。
撮影に使用されるロケ車両は、排気ガスや騒音など、環境に様々な影響を与える可能性があります。
例えば、自然保護区域や住宅地域での撮影では、排気ガスを減らすためにアイドリングを減らすなどの気配りをするなどした方が良いでしょう。
また、撮影現場でのごみの管理にも注意を払い、自然環境への影響を最小限に抑える努力が必要です。ロケ車両を利用し撮影を行う際に環境への配慮をすることは、社会的評価を高めることにもつながります。
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まとめ
この記事では、ロケバスの車種や選ぶときのポイントについて解説してきました。
ロケバスは、車種によって乗車できる人数や積載できる荷物の量が異なります。人数や荷物の量に合わせて車種を選ぶと良いでしょう。
どの車種が最適なのかがわからない場合には、ロケバスレンタル会社に相談すると提案してくれます。まずはロケバスレンタル会社に相談してみましょう。
ワイエスロケーション企画では、様々なロケバスを用意しておりますので、ロケ撮影に合わせた車種をご紹介いたします。皆様のロケ撮影をより快適に行なって頂くために、車両の選定・提案、ロケバスの手配から、ロケ地までの運転はモチロン、スムーズなロケを進行していただくために、いろんな面でサポート致しますので、ぜひお問い合わせください。
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