ロケバス・マイクロバスは普通免許で運転できる?貸切バス使用の注意点
2023-02-10 すべてのブログロケバス
「ロケバスやマイクロバスをレンタルしたいけど普通免許で運転できるの?」
「ロケバスをレンタルするときに気をつけないといけなことはあるのだろうか?」
ロケバス・マイクロバスをレンタルしたいけど、免許や注意点が気になるという人もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、マイクロバスを運転するには中型免許が必要です。そして、運転手付きでレンタルするときには、走行距離や拘束時間などの制約があるので注意が必要です。
本記事では、ロケバス・マイクロバスについての詳細やおすすめ利用シーン、車種による必要な免許、貸切バス使用の注意点などについて解説しています。
ロケバス・マイクロバスのレンタルを検討している方は、ぜひご参考にしてください。
目次
ロケバスとは
ロケバスのロケとは「ロケーション(Location)」、位置や場所、野外撮影地のこと。ロケバスとは、主にテレビや映画の撮影の時に人や機材を運搬するための車を指します。
ロケバスには大型バス・中型バス・小型バス・ミニバスなどの種類があり、テレビや映画のロケ撮影以外にも、旅行や会社見学、子供のスポーツイベントなどさまざまなシーンで利用することができます。
ロケバスは、定員や荷物の積載量が異なるので、目的や人数に合わせて最適な種類を選ぶことが大切です。
マイクロバスとは
マイクロバスの魅力は、大型バスや中型バスに比べると車内がやや狭く快適さには劣るものの、価格を安くおさえることができて、最大29名まで乗車できるのでさまざまなシーンで便利に活用できます。
マイクロバスのレンタルをするときには、メリット・デメリットを把握した上で、目的に合っているかどうかを判断することが大切です。
マイクロバスの概要
マイクロバスの定員は11名から29名、大きさは車種によって異なりますが長さ約7m、幅約2.1m、高さ約2.8m。中型自動車(車両総重量が8トン未満、最大積載量が5トン未満)の枠内の車体です。
マイクロバスの最大の乗車人数は29名ですが、すべてのマイクロバスが29名まで乗車してもよいということではありません。車種や座席数によって変わりますので注意しましょう。
マイクロバスの利用シーン
マイクロバスは「貸切旅行」や「会社や学校のイベント」など多くのシーンで活躍します。
マイクロバスは、短・中距離程度の移動をする貸切旅行に利用するのにおすすめです。
例えば、友人数家族と旅行をするときに、各家族ごとで車に乗って現地集合ということも多いのではないでしょうか。この場合、車ごとに高速料金やガソリン代がかかってしまいます。
そして何よりも、せっかくみんなで旅行をするのに家族ごとで移動すると、楽しみも減ってしまいます。
マイクロバスであれば、最大29名まで乗車可能なので、5~6家族程度まで一緒に移動できるので、移動中もみんなで楽しめるでしょう。
しかも、中型バスや大型バスに比べて費用を安く抑えられるので、みんなで出し合えば一家族あたりの負担も少なく済むでしょう。
その他にも、会社見学やクラブ活動、子供のスポーツイベントなどに使用するのもおすすめです。
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ロケバス・マイクロバスは普通免許で運転できない?
ロケバス・マイクロバスを運転するときに必要な免許について解説します。
運転に必要な免許
運転に必要な免許
種類 |
免許 |
---|---|
ロケバス(10人乗り以下) |
普通免許 |
ロケバス(11人乗り以上) |
中型免許 |
マイクロバス |
中型免許 |
中型バス |
中型免許 |
大型バス |
大型免許 |
二種免許とは、バスやタクシーなどの様に運賃をもらってお客様を目的地まで送り届けるなど商用車に必要になる免許です。
中型免許は、車両総重量が7.5t以上11t未満、最大積載量は4.5t以上6.5t未満、乗車定員29人以下の車両が運転できる免許です。ハイエースであれば普通免許で運転できますが、ハイエースコミューター、マイクロバス、中型バスを運転するには中型免許が必要です。
大型免許は、車両総重量11t以上、最大積載量6.5t以上の車両が運転できる免許です。大型バスなどを運転するときには大型バスが必要です。
希望する車両の免許がない場合には、運転手付きの車両をレンタルしましょう。
プロの運転で安心!ロケバス・マイクロバスは運転手付きがおすすめ!
ロケバス・マイクロバスをレンタルするのであれば、運転手付きがおすすめ。普段から大きな車両を運転することに慣れているプロに任せた方が安心です。
ここでは、バスのみのレンタルと運転手付きでレンタルした場合のメリット・デメリットについて解説します。
バスのみレンタルしたときのメリット・デメリット
バスのみレンタルするメリットは、価格を安く抑えられることです。運転手を雇わないのであれば、運転手の日当分が安くなります。
バスのみレンタルするデメリットは、利用する人の中から運転手を出さないといけないことです。運転手が慣れていない場合は、事故などの危険性が高まります。また運転手に気を使うなどの配慮も必要になります。
※バスのみのレンタルは、レンタカー会社を利用するしかないことに注意しましょう。
※ロケバス事業者は国土交通省大臣より許可を得た事業用(緑ナンバー)車輌を使用しますが、人を運ぶもの(旅客)や荷物を運ぶもの(貨物)、その両方を運ぶもの(貨客混載)など同じ車輌でも取得している許可によって違いがありますので、その点も確認しましょう。
運転手付きでレンタルしたときのメリット・デメリット
運転手付きのバスをレンタルするメリットはしっかりと訓練され、大きな車の運転に慣れているプロに任せることで安心できることです。また運転技術だけでなく、目的地到着までのルートや到着予定時間、駐車スペースの確認など運転に関わる業務をすべて任せられます。
ロケバス・マイクロバスをレンタルするのであれば、運転手付きがおすすめです。
運転手付きのバスをレンタルするデメリットは、運転手分の費用がかかることです。また、運転手付きの場合は、1日の拘束時間や移動距離の制限があるので注意が必要です。しかし、事前にレンタル会社と打ち合わせをすることで効率よく移動することができるでしょう。
ロケバス・マイクロバスのレンタルなら豊富な実績を誇るワイエスロケーション企画へ
貸切バス使用時の注意点
貸切バス使用時には、運転手の距離制限や運行可能な時間と条件などに注意しなければいけません。
運転手の距離制限とは?
貸切バスを利用する際、法令により運転手の距離制限が設けられています。1人の運転手が1日に移動できる実車距離は、昼間は500㎞、夜間は400㎞までです。
長距離を移動してしまうと、集中力の低下などをまねき、事故の危険性が高まります。運転手の距離制限は、安全性を確保するためにも大切な制限です。
ワンマン運行可能な距離や時間と条件
距離 |
1日の昼間の実車距離:500㎞ 1日の夜間の実車距離:400㎞ |
---|---|
時間 |
走行運転時間:9時間以内 連続運転時間:4時間まで ドライバー1人の拘束時間:13時間まで/1日 |
ワンマン運転の走行距離や運転時間、拘束時間は法令で定められているため、規定以上の移動や時間を要求することはできません。
上記の時間や距離を超える場合には、もう一人運転手が必要です。
運転手付きの車両をレンタルする際には、事前に計画をしっかりと立てましょう。
プランに合った貸切バスを選ぶことが重要
貸切バスを利用するときには、プランに合わせて最適な貸切バスを選ぶことが重要です。
ここでは、貸切バスの種類とおすすめの利用方法を紹介します。
大型バス
定員最大49名、スーツケース20~30個積載可能。
大人数での旅行に最適なのが大型バスです。荷物の積載スペースも十分に確保されているので、日数の多い旅行や荷物の多いクラブの移動などにおすすめです。
中型バス
定員最大27名、スーツケース12~15個積載可能。
大型バスに比べると、定員や荷物の積載量はすくないものの、その分安い料金で利用できます。町内会の旅行やクラブ・サークル活動などで利用しやすいでしょう。
マイクロバス
定員最大29名、トランクスペースなし。
会社見学や送迎など人の移動に適しているのがマイクロバスです。親戚や友人家族との旅行、子供のクラブ活動などで利用しやすいでしょう。
ロケバス
定員最大14名、トランクなし。
座席数を減らすことで荷物スペースを作ることも可能です。ロケバスという名前の通り、人も機材も運搬するロケ撮影などで活躍します。友人家族とキャンプや旅行などに利用するのもおすすめです。
まとめ
この記事では、ロケバス・マイクロバスの概要やメリット・デメリットについて解説してきました。
ロケバス・マイクロバスをレンタルするのであれば、目的に合わせて選ぶことが重要です。そして運転はプロに任せた方が安心できるでしょう。
旅行や送迎、子供のスポーツイベントなどの予定がある方は、ぜひロケバス・マイクロバスの利用を検討してみてください。
ワイエスロケーションでは、様々な車種を用意しております。プロの運転手が安全に運転しますので、安心してロケ撮影や旅行に集中していただけます。ご利用シーンに合わせた車種をご紹介しますので、 お気軽にお問い合わせください 。
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