ハイエースは何人乗り?グレード別に特徴を紹介
2025-04-21 ロケバス

幅広い用途で高い人気を誇るトヨタ・ハイエース。耐久性や積載性の高さに定評があり、国内外問わず多くのユーザーに選ばれている一台です。そんなハイエースには「バン」「ワゴン」「コミューター」といった複数のタイプが存在し、それぞれに異なるグレードや乗車定員が設定されています。
そこで、今回はハイエースのタイプ別に乗車人数の違いや特徴をわかりやすく解説し、用途に合ったモデル選びのヒントをご紹介いたします。
トヨタのハイエースは何人乗り?
トヨタのハイエースシリーズには「バン」「ワゴン」「コミューター」の3つのタイプがあり、それぞれの乗車定員は以下の通りです。
【ハイエースバン】
主に貨物輸送を目的としたモデルで、乗車定員は2名から最大6名までの設定があります。
【ハイエースワゴン】
主に乗用を目的としたモデルで、全てのグレードで乗車定員は10名となっています。
【ハイエースコミューター】
送迎用・機材搬入等に使用されるモデルで、乗車定員は14名です。
ハイエースシリーズの乗車定員は、タイプやグレード、仕様によって異なります。ご自身の用途や必要な人数に合わせて、最適なモデルとグレードを選択するのがオススメです。
トヨタのハイエースをグレード別に解説!
荷物を運ぶ、多くの人員を乗せる等、多彩なニーズに応えてくれるのがトヨタのハイエースです。特にロケや撮影といったビジネスシーンでは、用途に応じたグレード選びが重要になってきます。
そこで、ここからはハイエースの各グレードの特徴や乗車定員、装備の違い等をわかりやすく整理してご紹介いたします。
トヨタ・ハイエースバン
トヨタ・ハイエースバンの特徴は以下の通りです。
長い歴史と世界的な信頼
トヨタが誇る商用バン「ハイエースバン」は、日本国内のみならず世界中で高い信頼と人気を集めるモデルです。初代の登場は1967年と古く、以来半世紀以上にわたって継続的に進化を続け、2025年現在では6代目となる200系が現行モデルとして展開されています。
この車両がこれほどまでに長年愛されてきた背景には、堅牢な構造と圧倒的な実用性、さらに多様なニーズに応える柔軟なバリエーション展開があります。
圧倒的な積載性
ハイエースバンの最大の特徴の1つは、その広大な荷物空間にあります。積載性に優れており、大量の荷物を効率的に運搬する必要がある業務用途において極めて高い評価を得ています。
例えば弊社のハイエースバンの場合、たっぷりと撮影機材を積むことができるスペースを設け、ルーフにも撮影機材を積んで移動が可能な仕様になっています。車内に入りきらない大型の脚立等も安心してロケ現場に運べます。
さらに、積み下ろしのしやすさや床面の耐久性等、細部まで配慮された設計が施されていることも、プロフェッショナルに選ばれる理由の1つとなっています。
耐久性の高さ
その高い耐久性と信頼性もまた、ハイエースバンが支持される大きな要因です。20万kmを超える走行距離でも問題なく運用することが可能であり、中には30万km以上の走行を重ねた車両が現役で活躍している例も少なくありません。
定期的なメンテナンスを施すことで非常に長く使用できる点は魅力でありり、部品の供給も安定しているため、整備の手間も比較的少なく済むでしょう。
弊社では、主にメイク車として使用できる「メイクハイエースバン」と、機材車・制作車として使える「ハイエースバン」の2つをご用意しています。
名称 | メイクハイエースバン |
客席定員 | 5人(ドライバー含) |
サイズ | 全長 538cm・全幅 188cm・全高 228cm |
装備 | 全窓カーテン・スモークフィルム・ハンガーパイプ(2本)LED室内照明・100V 3500W AC電源付(ドライヤー可)作業テーブル有・ハリウッドミラー2台有(設置非固定) |
主な用途 | メイク車・荷物運搬車等運搬用の車両として使用。ロケ撮影など機材運搬が必要な現場におすすめ |
名称 | ハイエースバン(機材車・制作車) |
客席定員 | 5人(ドライバー含) |
サイズ | 全長 538cm・全幅 188cm・全高 250cm |
装備 | 全窓カーテン・スモークフィルム ハンガーパイプ有 |
主な用途 | 機材車・制作車等運搬用の車両として使用。ロケ撮影など機材運搬が必要な現場におすすめ |
ハイエースワゴン
ハイエースワゴンの特徴は以下の通りです。
余裕あるキャビンと柔軟なシートアレンジ
ハイエースワゴンの魅力は、なんといっても10人乗りという大人数が快適に過ごせる、ゆとりあるキャビンにあります。3列または4列の座席配置により、全員が窮屈さを感じることなく移動できるよう設計されています。
特に「グランドキャビン」グレードでは、スーパーロングボディ・ハイルーフが採用されており、空間のゆとりと上質さはワンランク上の仕上がりとなっています。
また、シートアレンジにも自由度があり、用途に応じて荷室スペースを拡張したり、座席間に余裕を持たせたセッティングも可能です。撮影機材や必要な道具類を多く積むような使い方にも柔軟に対応できる設計となっています。
3つのグレードで構成される選択肢
ハイエースワゴンは主に以下の3グレードから構成されており、それぞれが異なるニーズに応じて設計されています。
・グランドキャビン(10人乗り)
最上級グレードで、全長5.38m、全高2.24mと圧倒的な室内容積を誇ります。ハイルーフや電動スライドドア、リアクーラー等、快適な装備が充実しており、送迎等の用途として最適です。
・GL(10人乗り)
スタンダードかつバランスの良い仕様で、乗用・業務の両面に適したグレードです。シンプルながら質感の高い内装と必要十分な装備が揃っています。
・DX(10人乗り)
ベーシックなエントリーモデルです。業務向け等の運用に適しており、コストパフォーマンスに優れています。
※全てのグレードにおいて乗車定員は10人で統一されており、快適性と実用性の両立が図られています。
ハイエースコミューター(ルーフキャリア有)
ハイエースコミューターの特徴は以下の通りです。
圧倒的な乗車定員と広々としたキャビン
ハイエースコミューターの最大の特徴は、最大14人乗り(ドライバー含む)という高い乗車定員にあります。これは通常のハイエースが10人乗りであるのに対し、より輸送能力を重視した設計となっていることを示しています。
座席は4列シートで、1列あたり3~4人が並んで座ることができ、全体としても非常に広々としたキャビンを備えています。
ボディサイズと外観上の違い
ハイエースコミューターは、ハイエースバンのスーパーロングボディ・ハイルーフをベースにしており、そのサイズ感は一回り大きくなっています。全長は約5.4m、全高は2.3m前後にも達し、非常に堂々とした存在感を放ちます。
タイヤサイズやホイールベースもロング仕様に対応しており、安定した乗り心地と走行性能が確保されています。外観上もサイドウィンドウの形状やスライドドアのサイズ等、旅客向けの仕様になっていることが一目でわかります。
パワートレインと安全装備
エンジンは近年、2.8Lの直列4気筒ディーゼルエンジン(1GD-FTV)が主力であり、トルク重視のセッティングがなされているため、満席状態でも余裕のある走行が可能です。トランスミッションは6速ATが一般的で、滑らかな加速と静粛性も備えます。
また、安全装備についても、近年のモデルではToyota Safety Senseが標準装備されており、プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートハイビーム等が含まれます。法人利用が前提であることから、安全面での配慮は非常に重要視されており、従業員や顧客を安全に輸送する車両としての信頼性が確立されています。
弊社の導入しているハイエースコミューターは以下の通りです。
名称 | ハイエース コミューター(ルーフキャリア有) |
客席定員 | 14人(ドライバー含) |
サイズ | 全長 538cm・全幅 188cm・全高 245cm |
装備 | 全窓カーテン・スモークフィルム 後部座席用フリップダウンモニター・ハンガーパイプ有 折畳シート(最後部一列) |
主な用途 | スタッフ車・クライアント車・エキストラ車・技術制作車・ロケハン使用・観光送迎使用。ロケ撮影など機材運搬が必要な現場や大人数の移動におすすめ |
名称 | ハイエース コミューター |
客席定員 | 14人(ドライバー含) |
サイズ | 全長 538cm・全幅 188cm・全高 228cm |
装備 | 全窓カーテン・スモークフィルム 後部座席用フリップダウンモニター・温冷蔵庫 ハンガーパイプ有・折畳シート(最後部一列) LED室内照明 100V 1500W AC電源付(ドライヤー可)USBコンセント有 |
主な用途 | スタッフ車・クライアント車・エキストラ車・キャスト車・ロケハン使用・観光送迎使用等。ロケ撮影など機材運搬が必要な現場や大人数の移動におすすめ |
トヨタのハイエースの主な利用シーン
ここからは、弊社が提供しているトヨタのハイエースが、どのようなシーンで利用されているのかを簡単にご紹介いたします。
ハイエースバン:メイク車
乗車定員5人のメイクハイエースバンをご用意しています。珍しいハイエースタイプのメイク車になっており、大型インバーター等も設置しておりますので、ドライヤーの同時使用や高出力ドライヤーの使用も可能です。
ハリウッドミラーを2台設置できますので、お二人同時にメイキングができる仕様になっております。
ハイエースバン:機材車・制作車
ロケ機材を車内の後方やルーフに積むことができ、積載スペースが豊富です。車内後部にはたっぷりと撮影機材を積むことができるスペースがあり、安心して機材を持ち込めます。
また、ルーフにも撮影機材を積んで移動ができ、車内に入りきらない大型の脚立等も安心してロケ現場に運べます。
ハイエースコミューター
乗車定員14名のコミューターです。最後部座席は折りたたむことも可能で、機材や荷物の多さによって自由に変更していただけます。キャリアを使用して高位置からの撮影も可能です。
ゆったりと座ることができ、カーテンも閉めることができるので、移動中も快適に過ごせます。また、冷蔵庫やAC電源、USBコンセント等も付属しており、利便性の高い仕様となっております。
下記の記事では、ロケ車ハイエースの特徴について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ロケ車ハイエースの特徴は?ロケ撮影によく使う理由も解説
まとめ
トヨタ・ハイエースシリーズは、堅牢な作りと高い信頼性で国内外に広く支持される多用途なバンです。
バンにはスタッフやエキストラ、撮影機材、観光送迎等多岐に渡る利用方法があり、豊富なバリエーションと耐久性で、業務用車両として高い評価を受けています。一方、コミューターは最大14人乗りの大人数輸送にも対応していて汎用性が高いのが特徴です。いずれも安全性や快適性が進化し続け、商用車としての完成度も非常に高く、用途に応じた柔軟性と信頼性が、長年の支持を支えています。
弊社ワイエスロケーション企画では、メイクハイエースバンと、多くの人や機材を載せられる機材車・制作車用のハイエースバンをご用意しております。用途に応じたご利用で、さらに撮影やロケハンが快適になるお手伝いをさせていただきます。
また、「どのバンを借りたらいいのかわからない」といったご相談もOK!ロケ撮影や観光のサポートなら、ぜひ弊社にご相談下さい!
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